ジャガーズ創工

ジャガーズ創工
～職人が丹精をこめて創る拘りの会社～
住所　奈良県磯城郡三宅町但馬４７８



ジャガーズ創工

今回はジャガーズ創工さんを紹介しましょう。
代表の西岡伸和さんのご厚意によりお話をうかがうことが
できました。本当にありがとうございます。



ジャガーズ創工 スパイク


さっそくスパイクを見せてもらいました。持ってみると
意外に軽い。見かけよりは断然軽い。思わず、軽いですね
と口にすると、西岡さんは「皆さん、そうおっしゃいますね。
でも、そんなに特別軽いとも思ってないんですが」とのこと。



写真のスパイクは「ブラスト」というタイプだと思います。
コンセプトは

「今、君らしい足元か?」


個性を爆発＝blastさせるためのスパイクです。実際に履か
せてもらいました。履いたのはサイズは２７、４/４カット
のスパイクです。



履いてみると正直キツい。。。タイトな造りが好みの僕
でもキツく感じるくらいなので、ルーズなフィットが好き
という方には辛いかもしれません。履いた感触は足首から
土ふまずくらいまで、すっぽりと包みこまれる感じで
気持ちいい。ただ、全体的に固い造りなのと、タイトなのが
あいまって、オーバーに言えばスキー靴を履いているような
感触でした。



ジャガーズ創工 スパイク

西岡さんが言うには「スパイクにも合う合わないがあるから」
とのことで、結局、僕はブラストにフラれたというわけで
なんとも残念でした。



西岡さんは「ヒモをしっかり絞めて履くように」とも言われ
ました。ジャガーズ創工のスパイクはしっかり履いてこそ
力を発揮するのだそうで、ルーズにヒモを結ぶとか、大きめの
サイズを履くのはよろしくない、とのことです。
実際、地面を蹴る力を増強するために金具の位置を調節して
あるが、しっかり履いてくれないと意味がなくなる、との
ことです。



ヒモのクロスしている部分も大切です。上の写真がわかりやすい
です。ちょうどV字を描くようにヒモがクロスされているのが
わかります。（通常はU字）こうすることで、ヒモを絞めた時に
力が上に働くとのことです。鈍感な僕の足では感じることが
できませんでした。ごめんなさい。。。



ジャガーズ創工 稲葉選手のスパイク


ジャガーズ創工さんの名前を知っている人は「稲葉選手の
スパイク」と頭に浮かぶでしょう。見せていただきました。



スパイクの踵を見てみると、内側の部分を少し削ってあり
ました。野球の動作には脚の内側の筋肉を使うものが多く
あります。その動作により力が入るように造られたもの
だそうです。細かいことですが、プロの選手には大切な
要素なのでしょう。



ジャガーズ創工 スパイクいろいろ


ブラストにはフラれてしまった僕ですが、万人向けのタイプ
もあるそうなので、そちらも履かせてもらいました。写真の
後ろ３足の一番左のスパイクです（ちなみに後ろに写っている
のも稲葉選手のスパイクだそうです）。



こちらは良い♪万人向けとは言え、やはりどちらかというと
タイトな造りだと思います。こちらは柔らかい造りで履いて
いてもいい感じです。「ウインター」というタイプのスパ
イクだと思います。



これだけオリジナルスパイクがあると、地元の高校生なんか
多く来るんじゃないですか、と聞いたところ、「来ない。
ウチは高いから」というお答え。確かに自分が高校生のときも
値段重視で道具を選んでいたことを思い出しました。



「高校生は安いのを買うね。Mさんの製品でも安くセールしてる
時があるし。中国の製品にも押されている。値段では到底敵わ
ないし。ウチにできるのは、いかにお客さんの声に応えられ
るかということ、そして応えられるようにしておくということ」




そして西岡さんはこうも言っていました。「ウチは直接店に来て
もらっても安くしません。安くないけど良いモノはつくります」




時間とお金と好奇心に余裕のある人は、ぜひお店に行ってみて
ほしい。スパイクを手に入れるのも目的の一つだが、職人さん
の声を聞くのも目的として。西岡さんは自分のスパイクに関し
て絶対ウソを言わない人だと感じました。質問すればどんな
ことでも答えてくれる。実際お会いして、そう思いました。




最後にマメ知識♪実際スパイクを手に取ってみたら、裏返して
みて左右二足をくっつけてみてください。細かい所にオシャレ
心を感じますよ☆